さて、徳島山間旅の続きです。(vol1→山の廃校カフェ「ハレとケデザイン舎」でまったり~松尾川温泉でしっとり~うだつの古い街並み散歩/「徳島ローカル旅1」)
■コミュニティゲストホテル「COCO+CROSS」さん。
ハレとケデザイン舎に行ったあと、わたしたちは、祖谷の秘境で自然菜食古民家ゲストハウス「空音遊」を経営してらっしゃるノリさん&かおりさんが、最近新たに三好市池田にオープンした宿「coco cross」へ見学に。
こちらは、空き店舗となっていた旧ビジネスホテル再生プロジェクトを進めてらっしゃいます。阿波池田で、ヒトや情報がめぐる・クロスする場所創りとして、ホテルと、ゲストハウス、アパートメントの複合施設を経営されるそうです。面白い方々の拠点になりそうですね。
オーナーの奥様 かおりさんが「どーぞどーぞ入ってください」とむかえてくださいました。おじゃまします。中はこんな感じ。
レトロな洋間と座敷。こちらの空間はゲストハウスになる予定。
男性ドミトリー、女性ドミトリーが2階にできるそう。
「押入れを自分たちで塗ってディスプレイしてみたんですー」とかおりさん。かわいいね。
窓の向こうは、ホテル部分。
お庭も立派。
かおりさんが「りんごの酵素ジュースを飲んでください」と持ってきてくれました。しゅわしゅわしてさっぱり!元気になる味。ありがとう。
オーナーのノリさんが、次々と・・・ホテルの目の前にある酒蔵のお酒試飲会がはじまってしまいました。(わたしはドライバーだから飲めなくて残念)
あとから、県職でわたしのブログファンの方が会いにきて下さったんですが、この地域は本当に人柄のよい方々が多い印象です。ノリさんも今まで積み重ねてきた地域での人望が厚いからこそ、地元の方々に声をかけてもらって、今回のゲストハウスをはじめることになったそう。
こうして若手に「やってみろ」と言ってくれる重鎮の心の太さがあることが、地域の勢いをつくってるんだなと思いました。
しばし盛り上がり、話題は梅雨の湿気バテについて。「このだるさはどうやったらなくなるんやろうね?」って話してたら、ノリさんが「いい菌がいそうだから、味噌蔵とか酒蔵にいけばいいんじゃない?笑」と。
で、早速とくべつに連絡を取ってくださって、ココクロスの前にある酒蔵さんへ見学にいく謎の展開に・・・・(*・ω・)ノ
■三芳菊酒造さん
こちらの商品は、かなり自由な発想でつくられてます。日本酒なんだけどワインやスパークリングワインをイメージする味だったり・・・。東京などで人気があり、徳島ではあまり手に入らないそう。
社長さんが案内して下さいました。バンドマンもされていて、杜氏で社長で。白鵬さんの奥様のご親戚だそうです。
奥の方へ・・・
立派な間に通してくださり、
もんのすごい種類をケースごと持ってきてくださいました!社長さん独特の空気感がよくて、映画のシーンみたい。
社長さんは、もともと専門でお酒造りを学んだ訳ではなかったそう。でも、分野外だからこそ新しい発想で造れるものってあるんですよね。こちらはパッケージがひとつひとつ斬新なんですが、このイメージそのものの味になっている。「ただパッケージだけに凝ってみました」じゃないところがいい。
萌え系パッケージは、やはり萌えの味がするらしい・・・(*・ω・)ノ普段からあまり飲まない人にも、手にとりやすいものを心がけていらっしゃるそうです。
おみやげにいくつか買わせていただいて、今日の最大目的地「鮨ひらい」へお散歩がてらふらり。
■鮨ひらい
じゃーん。ここは、かおりさん絶賛の「鮨ひらい」さん。ここのために一ヶ月はシゴト頑張れる!というくらいのお味だそう。阿波池田にて創業52年目、食通の社長さんが「全国でもトップレベルの味」とうなるお店。
美しいカウンター。兄弟でされていて、社長がお兄さん、弟さんが料理長。お兄さんがもてなしてくださり、温かくて親しみやすい雰囲気。
今日はコースを頼みました。予算に応じてコースを組んでくださいます。まずはスタッフさんと乾杯して・・・おつかれさま!いつもほんとにありがとう。
そして、最初に出てきたのは、つめたい茶碗蒸し。つるん、ひやり。夏らしい味。
ひとつひとつが濃厚で質のよいお刺身。イカげそのあぶったものにスダチをかけて。
お味噌とお魚の焼き物がふわりほくほく。ちゃんと温かい器。
はもの小さなお鍋。はもってこんなにお出汁が出るんだね。しゃきしゃきレタス、たまねぎ、ふっくらおあげ、三つ葉の組み合わせが斬新。お好みでゆずこしょうもぴりり。
ふぐと白菜のサラダ仕立て。しゃきしゃき、ぷりっとしてすごく面白い触感。「ふぐとはもが同じ季節に食べれるって珍しいんですけどね」と店員さん。
天ぷら。おくら、えび、長いも、とうもろこし。どれもおいしい。
ついに、お寿司!美しい~。そしてやはりどのお魚も質がいい・・・うますぎる。珍しかったのは手前のサヨリにひと手間かけたものと、かつおぶしをまぜた酢飯を高菜でくるんだお寿司。
そして最後は文旦の冷たいゼリーとちいさなシフォンケーキ。「高知の方に文旦を出すのははずかしいですが・・・^^」と店員さん。全然そんなことないですよー。さっぱりしてお口直しにちょうどよかったです。
ああ、おなかいっぱい。しあわせ。たぶん、東京や大阪だとこの2~3倍のお値段は絶対かかると思います。山の中でこんなコスパが高く、至福の料理が食べられる現実・・・いいなあ。これもお店の方々の信念と工夫があってこそ成り立っていること。
こんな素晴らしい人、店がある地域にはますます、移住者や面白い業種の方も集まってきそうですね。ココクロスさんと今度一緒に移住系イベントしようってことにもなりました。徳島の三好市、池田、祖谷、とってもすてきな場所がいっぱいなので行ってみてください^^
■今回ご紹介したおすすめコースは、
山のカフェ「ハレトケデザイン舎」でゆったり→松尾川温泉でほっこり→うだつの古い街並みをお散歩→夜は鮨ひらいで絶品お寿司→空き店舗活用ゲストハウス「ココクロス」でお泊り。でした。
(関連記事)
■空音遊(古民家ゲストハウス「くうねるあそぶ」で創作精進料理!秘境で国際ボードゲーム対決/徳島大歩危祖谷)
■ハレとケデザイン舎(田舎カフェ「ハレとケデザイン舎」廃校活用の最高峰!一歩踏み入れた瞬間、アートの一部になってしまう世界観。徳島三好市)
■コミュニティゲストホテル「COCO+CROSS」さん。
ハレとケデザイン舎に行ったあと、わたしたちは、祖谷の秘境で自然菜食古民家ゲストハウス「空音遊」を経営してらっしゃるノリさん&かおりさんが、最近新たに三好市池田にオープンした宿「coco cross」へ見学に。
こちらは、空き店舗となっていた旧ビジネスホテル再生プロジェクトを進めてらっしゃいます。阿波池田で、ヒトや情報がめぐる・クロスする場所創りとして、ホテルと、ゲストハウス、アパートメントの複合施設を経営されるそうです。面白い方々の拠点になりそうですね。
オーナーの奥様 かおりさんが「どーぞどーぞ入ってください」とむかえてくださいました。おじゃまします。中はこんな感じ。
レトロな洋間と座敷。こちらの空間はゲストハウスになる予定。
男性ドミトリー、女性ドミトリーが2階にできるそう。
「押入れを自分たちで塗ってディスプレイしてみたんですー」とかおりさん。かわいいね。
窓の向こうは、ホテル部分。
お庭も立派。
かおりさんが「りんごの酵素ジュースを飲んでください」と持ってきてくれました。しゅわしゅわしてさっぱり!元気になる味。ありがとう。
オーナーのノリさんが、次々と・・・ホテルの目の前にある酒蔵のお酒試飲会がはじまってしまいました。(わたしはドライバーだから飲めなくて残念)
あとから、県職でわたしのブログファンの方が会いにきて下さったんですが、この地域は本当に人柄のよい方々が多い印象です。ノリさんも今まで積み重ねてきた地域での人望が厚いからこそ、地元の方々に声をかけてもらって、今回のゲストハウスをはじめることになったそう。
こうして若手に「やってみろ」と言ってくれる重鎮の心の太さがあることが、地域の勢いをつくってるんだなと思いました。
しばし盛り上がり、話題は梅雨の湿気バテについて。「このだるさはどうやったらなくなるんやろうね?」って話してたら、ノリさんが「いい菌がいそうだから、味噌蔵とか酒蔵にいけばいいんじゃない?笑」と。
で、早速とくべつに連絡を取ってくださって、ココクロスの前にある酒蔵さんへ見学にいく謎の展開に・・・・(*・ω・)ノ
■三芳菊酒造さん
こちらの商品は、かなり自由な発想でつくられてます。日本酒なんだけどワインやスパークリングワインをイメージする味だったり・・・。東京などで人気があり、徳島ではあまり手に入らないそう。
社長さんが案内して下さいました。バンドマンもされていて、杜氏で社長で。白鵬さんの奥様のご親戚だそうです。
奥の方へ・・・
立派な間に通してくださり、
もんのすごい種類をケースごと持ってきてくださいました!社長さん独特の空気感がよくて、映画のシーンみたい。
社長さんは、もともと専門でお酒造りを学んだ訳ではなかったそう。でも、分野外だからこそ新しい発想で造れるものってあるんですよね。こちらはパッケージがひとつひとつ斬新なんですが、このイメージそのものの味になっている。「ただパッケージだけに凝ってみました」じゃないところがいい。
萌え系パッケージは、やはり萌えの味がするらしい・・・(*・ω・)ノ普段からあまり飲まない人にも、手にとりやすいものを心がけていらっしゃるそうです。
おみやげにいくつか買わせていただいて、今日の最大目的地「鮨ひらい」へお散歩がてらふらり。
■鮨ひらい
じゃーん。ここは、かおりさん絶賛の「鮨ひらい」さん。ここのために一ヶ月はシゴト頑張れる!というくらいのお味だそう。阿波池田にて創業52年目、食通の社長さんが「全国でもトップレベルの味」とうなるお店。
美しいカウンター。兄弟でされていて、社長がお兄さん、弟さんが料理長。お兄さんがもてなしてくださり、温かくて親しみやすい雰囲気。
今日はコースを頼みました。予算に応じてコースを組んでくださいます。まずはスタッフさんと乾杯して・・・おつかれさま!いつもほんとにありがとう。
そして、最初に出てきたのは、つめたい茶碗蒸し。つるん、ひやり。夏らしい味。
ひとつひとつが濃厚で質のよいお刺身。イカげそのあぶったものにスダチをかけて。
お味噌とお魚の焼き物がふわりほくほく。ちゃんと温かい器。
はもの小さなお鍋。はもってこんなにお出汁が出るんだね。しゃきしゃきレタス、たまねぎ、ふっくらおあげ、三つ葉の組み合わせが斬新。お好みでゆずこしょうもぴりり。
ふぐと白菜のサラダ仕立て。しゃきしゃき、ぷりっとしてすごく面白い触感。「ふぐとはもが同じ季節に食べれるって珍しいんですけどね」と店員さん。
天ぷら。おくら、えび、長いも、とうもろこし。どれもおいしい。
ついに、お寿司!美しい~。そしてやはりどのお魚も質がいい・・・うますぎる。珍しかったのは手前のサヨリにひと手間かけたものと、かつおぶしをまぜた酢飯を高菜でくるんだお寿司。
そして最後は文旦の冷たいゼリーとちいさなシフォンケーキ。「高知の方に文旦を出すのははずかしいですが・・・^^」と店員さん。全然そんなことないですよー。さっぱりしてお口直しにちょうどよかったです。
ああ、おなかいっぱい。しあわせ。たぶん、東京や大阪だとこの2~3倍のお値段は絶対かかると思います。山の中でこんなコスパが高く、至福の料理が食べられる現実・・・いいなあ。これもお店の方々の信念と工夫があってこそ成り立っていること。
こんな素晴らしい人、店がある地域にはますます、移住者や面白い業種の方も集まってきそうですね。ココクロスさんと今度一緒に移住系イベントしようってことにもなりました。徳島の三好市、池田、祖谷、とってもすてきな場所がいっぱいなので行ってみてください^^
■今回ご紹介したおすすめコースは、
山のカフェ「ハレトケデザイン舎」でゆったり→松尾川温泉でほっこり→うだつの古い街並みをお散歩→夜は鮨ひらいで絶品お寿司→空き店舗活用ゲストハウス「ココクロス」でお泊り。でした。
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■ハレとケデザイン舎(田舎カフェ「ハレとケデザイン舎」廃校活用の最高峰!一歩踏み入れた瞬間、アートの一部になってしまう世界観。徳島三好市)