■とある恋愛相談

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こないだ、とある30代男性Aさんから恋愛相談を受けました。私の記事、「」を読んで、ぜひということで。こんなマイナーな恋愛観でも共感してくれる方はいるんですね(*・ω・)ノ


Aさん「自分は昔大企業につとめてて、今はより自分らしく生きようと思って看板を捨てました。スペックや看板はなくなったけど、今の自分の方が数倍生きることにワクワクしているし、これから先結婚もしたいです。こんな自分でも、ありうると思いますか?」

わたし「わたしは基本的に一般的な条件とかスペックで図って男性とお付き合いしたり結婚したりしたことはないからなあ。全然Aさんはありうると思うよ。うちの夫なんて、こんな風に言うしさあ・・・」

ちなみに夫は、移住支援のNPOで勤めていて、それは彼にとってものすごくやりがいのある仕事なんです。
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■スペックや肩書きではなく、一番みてるもの



この話をしたら、Aさんは「そう言われて、それもありかな~って思えるケイコさんがすごいです。珍しいですよね、そういう女性って」って言ったんです。


わたしは「そうかなあ?わたしの周りには結構いると思うけど。まあ、相手がやりがいを持っていて、覚悟を決めてやることは応援したいし。自分も好きなことしてるから、お互い様やしね。それに、一般的ではなくても何かしらの確かさをその人に感じれれば、結婚しようと思えるな~」と答えました。

そして、私の大好きな恋愛漫画「俺物語」を紹介しておきました(*・ω・)ノこの主人公みたいな確かさがあったら、女の子はついてくるんじゃない?って。(この漫画については、力説したいので別記事にします)

アルコ
集英社
2013-02-25





あとで考えてみると「何かしらの確かさ」って何か?といえば、相手の「覚悟」であり、さらにその奥にあるのは「生きる力」だと気が付きました。

■覚悟を持って夢中で取り組んでる人は魅力的


生きる方法は自給自足でも自営業でもサラリーマンでも何でもいいんです。ただ、覚悟を持って夢中で取り組んでる人がいい。そういう人は魅力的だしキラキラしてます。
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↑その人、その人で魅力が最大限に発揮される物事は違いますよね。どっちもかっこいいですよ!

私は、夫が畑仕事するときのクワ使いの美しさとか、薪ストーブの火をさっとつけられるところに学生時代に見て「惚れてまうやろ~」ってなりました(笑)雨が降ってくれば、縄と竹だけでその場でテントがはれる田舎の人のかっこよさもシビレます。そこに生きていく力を感じるから。


自分に合ったパートナーが欲しければ、とにかくそういう状態に自分をおいて、魅力が自然と出ているようにすることが大事。生きていく方法には、世の中色んなモデルがあることを実際に知っていることも、パートナーの幅を広げてくれると思います。


■これからの時代の「保障」は看板じゃなくて実力

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これからの時代は、会社にしろ、国にしろ、情勢にしろ、今までは「大丈夫」と思われていた基盤が揺らいでくるでしょう。いいとか悪いとか歓迎とか嫌だとか、色々思うことはあっても、人口減少やグローバル化も進むなかで避けられない流れがくる。「では現実の中でどうするか?」考えることも必要。



そんな中で、何がこれからの「保障」になるかというと、例えば「今、大企業に属してます、公務員です」ということではなく「どんな状況の中でも生き抜ける実力」をつけることだと思うんです。


だから、ある意味で夫の言ってることが「夢みたいなこと」ではなくてリアリティを持った保障とも感じられるわけです。どんな場所でも、どんな状況になっても、人にとって必要な価値と協力、循環を作り出せる人は生きていけると感じるから。

■どんな状況でも幸せに生きていける人



今現在、ものすごく稼いでいる起業家の友人たちにたずねてみると「今、もし一文無しになっても、どんなに時代が変わっても、自分はまた0から価値を作り出せる自信があるから大丈夫だ」と言う方が多いです。


また、自給自足的な循環型の暮らしをしている友人は、お金はあんまり持ってないけれど、自分経済が作れる。どんな時代になっても、なんとかして生きていくサバイバル能力があり、そこに安心感を感じます。結局お金であれなんであれ、生活が成り立たせられればいい。(関連記事→
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公務員やサラリーマンでも、今ある状況の中で、「こなすんじゃなく、やれること」を見つけてやっている人。「同じ仕事であってもそこに何らかの価値を生み出そうとしている人」には生きる力を感じます。そういう方は時代が変わっても、次があるんだろうなって思う。


また、特別な能力や方法がなくとも、稼ぎの大小に関わらず、今ある状況の中でやりくりし、どんな時も自分を不幸だと思わない人。毎日の中で、幸せの視点をもてる人も、幸せに生きていく能力が高いと思います。

■「変化に対応できる力」には、この二つが重要。


状況が変わったからといって絶滅しないのは、状況に速く対応し進化を続けていく種です。だから今、ポテンシャルを感じるのは「変化に対応できる力」を育てている人。これがパートナーにも自分にもあればいいなって思います。

1、どんな方法でもいいけれど、生きる力が強いこと。
2、どんな状況でも幸せになれる心の力があること。

■完成された相手を見つけるんじゃなくて、お互いに育て合う夫婦もいいんじゃない?


ある日、夫にたずねてみたら・・・
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こんな答えが返ってきました。確かに、お互い常に変化するのが面白いし、苦労はしても年々やりたいことはしていってると思います。この先も、お互いに変化しあえる、成長しあえる夫婦でいるためには?この3つが大事だと思います。

・相手に求めて、できないことをぐちゃぐちゃ言うより、相手のパワーが存分に発揮できるよう応援する。
・自分は自分のパワーが発揮できるようにすること。
・ベースとして、お互いに力を発揮できるように元気で楽しくいられる状態を作ること。

ま、時にはもんのすごいケンカもしますけどね(*・ω・)ノ土を育てて光りをあてて、最初から完成した相手を望むんじゃなくて、お互いに育てあっていく。そんな結婚生活も、意外とアリなのかもしれません。 

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■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]







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