5年前に神奈川から土佐町に移住され、大切な友達で、ママ友でもある鳥山さん。彼女は親身になって人に寄り添う、移住相談員のお仕事をされています。そんな彼女が言っていた言葉。


移住希望の方とお話させていただくとき、いつもお伝えすることがあります。それは、移住を決めるとき、「自分で選ぶ」「自分で決める」ということが一番大事ということです。

 例えば、誰かにおいでと言われたから、 知り合いがいるからということは、ひとつのきっかけにはなるかもしれない。でも一番大切なのは、最後は「自分で決める」ということ。

そして、自分で決めたということを自分自身がしっかりとわかっていること。 実際に移住してから、 思い通りにいかないこと、 悩んだり後悔したりすることもきっとどこかであると思います。

 私もそうだったし、きっと他の移住した方も、きっと誰もが多かれ少なかれ感じたことがあると思います。 でもそんな時、自分の気持ちを支えてくれるのは、 「自分で決めた」ということ。


そうしたら、人のせいにすることもないし、あれだけ悩んで自分で決めたのだから、と納得もできる。 そのことがわかった上で、選んだ道ならば、きっとそれが、「その時の自分にとっての道」なのではないかと私は考えています。

移住がうまくいく人と、いかない人の違い


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移住して10年。移住した後うまくいく人とうまくいかない人の違いって何か?とあえていうと・・・・

うまくいく人の特徴は、
当事者意識があり、人の意見は参考に聞くけれども、最終的に自分で考えて選び、動く人。


うまくいかない人の特徴としては、
1、イメージと現実のミスマッチが起こってる
2、自分で選んだ意識がない


(もちろん、単純にその土地の傾向と合わない。ということもあります。)

 1は、また今度説明するとして、2の「自分で選んだ意識がない」はとても大きいことだなあって思ってます。どんなに気に入った場所であっても、異文化の中では思ってもない出来事やトラブルは起こります。


そのとき自分で選んだ意識がないと、すべてを人のせいにしちゃう。


「あの人がここに住んだら?って言ったから住んだのにこんなに最悪で・・・」
「あの人のせいでこんなことに」
「あの人が助けてくれると思ったのに、やってくれない・・・」などなど。


主語が自分じゃない。こうなると、もったいないですよね。


移住は結婚に似ている



移住は、結婚みたいなもの。


精一杯検討して、悩んで、決めて、実際やってみる。
暮らしの中には、良いこともあれば悪いこともある。
一緒にいるには、努力し続けないと続かない。
悪いことが多すぎるときは、離婚するのもあり。

もし別れるときがきたとしても、

「一生懸命考えて決めたけど、合わなかったな」
「精一杯チャレンジしたし、あの人も頑張ってくれたけど、それでもだめだったな」
「次からは、こうしよう」

と思える方が、あと味がいいし、次の人生を前向きに歩きやすい。
周りでサポートしてくれた人にも失礼にならない。


得が多いです。仕事にしろ、暮らしにしろ、人生におけるすべての決断についても言えることかもしれません。

(関連記事:
地域創生「移住は結婚と似ている」ということは、離婚もあるってこと。

答えは与えない。その人が出すのを見守る


育つ場

鳥山さん自身も移住者。
移住に迷っているとき、わたしに相談してくれたことを思い出し、よく話してくれます。

移住先で家を借りるためにはまず仕事を見つけなければいけなくて、だんなさんが一生懸命地域で就職活動したら、意外にも3~4つくらい「来てよ」ってところがみつかったんです。ただ、出張が多い仕事、移住しても家族と離れてしまう仕事が多くて。

相談されたとき、私はこう答えました

「わざわざ都会から移住するってことは、場所だけのことではなく、家族とどう過ごしたいか?仕事はどんな風にしたいか?今までとは生活のスタイルに変えていきたい。というところもあってのことだと思うんです。だからもう一度、ご家族でこれからどんな暮らしと仕事のあり方を作っていきたいのかを考えて、いちばんしっくりくるものに決めたらどうですか?」
って。


 鳥山さんは

「あの時、ケイコちゃんがこの企業にしたら?って答えを言うんじゃなくて、自分たちでもう一度、大切にしたい生活をじっくり考えて決めたら?って言ってくれたのが大きかったんだよね。だから今、いろいろあっても頑張れるし、感謝してる」
と。


誰かが答えを出すのを「待つ」のは、しんどい時もあります。わたしは、仕事上でも相談されることは多いんですが、やっぱり、素敵な人がそばに来てくれれば嬉しいから、おススメもしたくなっちゃう。

だけどやっぱり、自分の視点はおすそわけした上で、その人が自分で考えて決めるのを待つ。


その結果、うちの地域に住むことになった人もいれば、他地域に移住を決めた人もいるし、長期的に一緒にやっていきましょう、という人もいればそうでない人もいます。


でも、わたしが一番嬉しいのは、彼らが自分自身にしっくりくる生き方を実現しようと思えるフィールドを見つけて、自分らしく暮らしや仕事を作っていくこと。これは、移住の他にも、人生に関わることすべてに、言えることです。



移住や講座などで関わった方からは、時々、近況のお手紙や報告のメールをもらいます。講座などにまた顔を見せてくれることや、お仕事も一緒にすることもあるのですが、彼らが挑戦する日々が充実していると、わたしも嬉しいんです。

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相談される側の心得


移住にしても、仕事や暮らしのことにしても、学ぶことに関しても、迷っている方から「もう、あと一押し私の背中をおしてほしい」オーラを感じることは多々あります。


その時、こちらとしては「もっと、プッシュした方が良いのかなあ」と思ったり「後押ししてほしそうだから、答えを言ってあげようかなあ」と思うこともあるかもしれません。


でも、そこはこらえて、相手が決めるのを待つ。


ふだんできることとしては、自分の視点をお裾分けして、こちらができること、できないことを伝えること。メリットデメリットは提示しつつ。

その上で、方向性が合えば、一緒に歩みましょう。
わたしも経験してきたことだから、壁を乗り越える方法や、
効率的に安心して進めるように伴走することはできるよ、ということ。


移住の時も、それ以外の場合も、「その人が自分の人生における一つ一つの選択を、自分で考えてしていけるか?」ということは、納得感のある人生や、責任を持った自分の人生を送れることにつながります。


反対の立場の時には、何かを決める時、最終的には自分で決めること。どこまでいっても、どんなことがらでも、自分の人生は自分にしか責任が持てないもの。歩むのは、あなたですから。



最後に、鳥山さんのひとこと。





どうか、その人にとってのそれぞれの「道」が見つかりますように。 私もまだ道の途中です。 悩んだり迷ったりすることが今もたくさんあります。

でも、「自分で決めた」からこそ(家族で移住したので夫とよく話し合って決めたということは確信があります)この地で、 目の前の道を寄り道もしながら、家族や地域の方たちとつながりながら、自分たちらしく、歩いていきたいと思っています。



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一品ずつそれぞれが作った料理が集まるとこんなに豪華に。そんな持ち寄りごはんのような地域になりたい(関連記事→


今、楽しいのは「自分で道を決めた仲間」とともに、人生を歩めること。そういう方たちは、都会であろうと田舎であろうと、自分なりの暮らしや仕事をしていて、さっぱりとした魅力にあふれています。つかず離れず、刺激を受け合えます。時々苦しいこともあるけれど、人や、地域の変化を見届けていけることは、楽しいことですね。


ということで、今日のまとめは・・・

「移住も、暮らしも、仕事も。
人生の一つ一つの選択は、最終的に自分で決めること」


山奥から、応援してまーす。



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