大阪で生まれ育った私にとって奈良は近所の感覚でした。そんな奈良の思い出とは・・・
こんなこともありました(笑)30代になった今奈良へ、久しぶりに家族で旅行。
お寺~仏像めぐりの旅が思った以上に楽しかったので今日はイラストエッセイでレポートします。
さてさて、奈良と言えば・・・鹿!!!
奈良公園の鹿の間をかいくぐって歩いていくと、東大寺に到着。
この周辺には高いビルもなく、緑の中に太古の建築物があって、昔の人になった気分。
同じような景色を眺めてたのかな?って思うと感じるものがあります。
ということで、今回の旅は寺めぐりをすることになりました。これ、興福寺↓
東大寺&興福寺には、
こんな豪華俳優陣・・・じゃなくて、すてきな仏像陣が勢ぞろいしております。
(以下の仏像写真は、直接撮る事が禁止されているため全て転載させていただきます)
■まずは、阿修羅くん。興福寺で暮らしている阿修羅くんは、
こんなに美しいプロポーションとバランス。影に何本もの手がうつりこんで、荘厳な雰囲気。
高貴な一重にぐっときます。これからは読モならぬ奈良モですよ。
ずっと、じっくり見ていたい仏像でした。
出典http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-15-e1/green_green_621/folder/1602259/33/52858033/img_1?1333273109
■子供と行く仏像めぐりの楽しみ方。
そうそう。お寺ってね、子供さんと行くのもおススメですよ。うちの息子は今小3なんですが、静かにできマナーも守れる年齢になってきたので、よくお寺、美術館には連れて行っています。子供には子供の楽しみ方があるんだなあって、逆に教えられることも多いですよ。例えば、
この、息子が河童?って聞いてきたのは、こちら。
出典http://www.art-index.net/art_exhibitions/ashura03.jpg
かるら像というんですって。どこかユーモラスで、面白いですね。次元をこえた生き物なのかな。
■アニメより、特撮より、子供をリアルにそそる太古の品々。
うちの子、エジプトのファラオに憧れているんです。ちょっと神秘的な想像ができるのがいいんでしょうね。なので、東大寺ミュージアムにあった、太古の水晶には「昔の王様がつけてたが?」って萌えまくり。子供にとってのツボが、TVでアニメとか特撮ばっかり見なくても、お寺でリアルにちりばめられています。
(出典 奈良時代の東大寺(本)より)
■古びた剣の装飾
これも東大寺ミュージアムにあった古い剣。
この時代の方はかなりファッショナブルだったんだなあって思います。
金で模様が描かれ、アクセントに玉がうめこまれていたり。
じっくり装飾を見つめていると、色んな想像も生まれます。本当にかっこいいんですよ。
(出典 奈良時代の東大寺(本)より)
■そして、むきむきマッスル仏像が登場Σ(・ω・ノ)ノ木造金剛力士立像。
筋肉にくぎずけです。(すみません)
こんな風に躍動感がある彫刻的な仏像もあるんですね。西洋の彫刻や、ミケランジェロの作品より共感しちゃう。やっぱり私東洋人だなあって思わされます。
出典http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_lt12_sa&p=%E8%88%88%E7%A6%8F%E5%AF%BA+%E4%BB%8F%E5%83%8F#mode%3Ddetail%26index%3D2%26st%3D158
■こちらは千手観音菩薩像。
手の本数を数え、どんなものを手にもっているかを観察する息子。こそこそっと「あれ、ドクロやで・・・」な~んて伝えにきます。それにしても、仏像って一体一体全く表情やくみとれるものが違ってすごいですね。
出典http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/74/afeba8f3b7636b233b167c968da32d45.jpg
■存在として生きている
今回、たまたま両親と子供と一緒の奈良旅行だったためお寺を中心に回りました。特に意識していなくて、それほどマニアでもない私が、たくさんの仏像と出会って感じたことは・・・
そう。仏像の中に確かに「いる」「ある」感じがしたんです。命みたいなものでしょうか?魂でしょうか。存在として生きている感じ。かといって、そこに「自分のアイデンティティを残したろう」という意識は感じられず透明につきぬけてる。
どんなアートでもここまで伝わってくる、というのは並大抵のことではありません。
これ、作った人はどこまで精神性とか高かったんだろう・・・どんな生き様をしたんだろう。
どんなあり方だったら、ここまでのものが出来るのだろう?って色々想像しました。
「ほんとに私、ちっちゃいなあ~」って思ったんです。私、絵は下手だし技術には長けてませんが、表現者のはしくれとして「どう在り、生きて、体現し、表現していったらいいか」そのスパンの大きさを考えざるをえませんでした。
ということで、これからの私のライバルは仏師ですね(*・ω・)ノ
は!おこがましすぎるか・・・ヽ(TдT)ノ
でも、それくらいの気持ちで表現活動に取り組んでいきたいなあと思いました。
勝手に叱咤激励、励まされたようです。
毎回、感じるものも見える表情も違うんだろうな。また来るね、寺。
■東大寺
■興福寺
(関連記事)「奈良ホテルのクラシカル喫茶室」創業100年以上の空間でゆったり過ごせる
■この記事はいかがでしたでしょうか?
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こんなこともありました(笑)30代になった今奈良へ、久しぶりに家族で旅行。
お寺~仏像めぐりの旅が思った以上に楽しかったので今日はイラストエッセイでレポートします。
さてさて、奈良と言えば・・・鹿!!!
奈良公園の鹿の間をかいくぐって歩いていくと、東大寺に到着。
この周辺には高いビルもなく、緑の中に太古の建築物があって、昔の人になった気分。
同じような景色を眺めてたのかな?って思うと感じるものがあります。
ということで、今回の旅は寺めぐりをすることになりました。これ、興福寺↓
東大寺&興福寺には、
こんな
(以下の仏像写真は、直接撮る事が禁止されているため全て転載させていただきます)
■まずは、阿修羅くん。興福寺で暮らしている阿修羅くんは、
こんなに美しいプロポーションとバランス。影に何本もの手がうつりこんで、荘厳な雰囲気。
高貴な一重にぐっときます。これからは読モならぬ奈良モですよ。
ずっと、じっくり見ていたい仏像でした。
出典http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-15-e1/green_green_621/folder/1602259/33/52858033/img_1?1333273109
■子供と行く仏像めぐりの楽しみ方。
そうそう。お寺ってね、子供さんと行くのもおススメですよ。うちの息子は今小3なんですが、静かにできマナーも守れる年齢になってきたので、よくお寺、美術館には連れて行っています。子供には子供の楽しみ方があるんだなあって、逆に教えられることも多いですよ。例えば、
この、息子が河童?って聞いてきたのは、こちら。
出典http://www.art-index.net/art_exhibitions/ashura03.jpg
かるら像というんですって。どこかユーモラスで、面白いですね。次元をこえた生き物なのかな。
■アニメより、特撮より、子供をリアルにそそる太古の品々。
うちの子、エジプトのファラオに憧れているんです。ちょっと神秘的な想像ができるのがいいんでしょうね。なので、東大寺ミュージアムにあった、太古の水晶には「昔の王様がつけてたが?」って萌えまくり。子供にとってのツボが、TVでアニメとか特撮ばっかり見なくても、お寺でリアルにちりばめられています。
(出典 奈良時代の東大寺(本)より)
■古びた剣の装飾
これも東大寺ミュージアムにあった古い剣。
この時代の方はかなりファッショナブルだったんだなあって思います。
金で模様が描かれ、アクセントに玉がうめこまれていたり。
じっくり装飾を見つめていると、色んな想像も生まれます。本当にかっこいいんですよ。
(出典 奈良時代の東大寺(本)より)
■そして、むきむきマッスル仏像が登場Σ(・ω・ノ)ノ木造金剛力士立像。
筋肉にくぎずけです。(すみません)
こんな風に躍動感がある彫刻的な仏像もあるんですね。西洋の彫刻や、ミケランジェロの作品より共感しちゃう。やっぱり私東洋人だなあって思わされます。
出典http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_lt12_sa&p=%E8%88%88%E7%A6%8F%E5%AF%BA+%E4%BB%8F%E5%83%8F#mode%3Ddetail%26index%3D2%26st%3D158
■こちらは千手観音菩薩像。
手の本数を数え、どんなものを手にもっているかを観察する息子。こそこそっと「あれ、ドクロやで・・・」な~んて伝えにきます。それにしても、仏像って一体一体全く表情やくみとれるものが違ってすごいですね。
出典http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/74/afeba8f3b7636b233b167c968da32d45.jpg
■存在として生きている
今回、たまたま両親と子供と一緒の奈良旅行だったためお寺を中心に回りました。特に意識していなくて、それほどマニアでもない私が、たくさんの仏像と出会って感じたことは・・・
そう。仏像の中に確かに「いる」「ある」感じがしたんです。命みたいなものでしょうか?魂でしょうか。存在として生きている感じ。かといって、そこに「自分のアイデンティティを残したろう」という意識は感じられず透明につきぬけてる。
どんなアートでもここまで伝わってくる、というのは並大抵のことではありません。
これ、作った人はどこまで精神性とか高かったんだろう・・・どんな生き様をしたんだろう。
どんなあり方だったら、ここまでのものが出来るのだろう?って色々想像しました。
「ほんとに私、ちっちゃいなあ~」って思ったんです。私、絵は下手だし技術には長けてませんが、表現者のはしくれとして「どう在り、生きて、体現し、表現していったらいいか」そのスパンの大きさを考えざるをえませんでした。
ということで、これからの私のライバルは仏師ですね(*・ω・)ノ
は!おこがましすぎるか・・・ヽ(TдT)ノ
でも、それくらいの気持ちで表現活動に取り組んでいきたいなあと思いました。
勝手に叱咤激励、励まされたようです。
毎回、感じるものも見える表情も違うんだろうな。また来るね、寺。
■東大寺
■興福寺
(関連記事)「奈良ホテルのクラシカル喫茶室」創業100年以上の空間でゆったり過ごせる
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■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。
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