001


「変わる」はネガティブなとらえ方をされがちだけど、誰だってほんとうは、瞬間瞬間変化している。




篠原ともえさんが好きです。1990年代後半には、シノラーブームを巻き起こしましたね。
シノラー時代、めっちゃ覚えてます。元気で江頭くらいハイテンションで、ものっすごいカラフルなファッション。この写真みたいにハーフパンツにおだんご頭、腕輪がじゃらじゃらっとしてたなあ↓
月刊カドカワ 1997年9月号 Vol.15 No.9 総力特集 篠原ともえ (月刊カドカワ)




1997

そんな篠原さんは、今こんな感じに・・・・!the清楚で美しくて、知的.。゚+.(・∀・)゚+.゚


ゼクシィPremier No.6 WINTER 2015








ゼクシィPremier No.6 WINTER 2015 [雑誌]

私は、昔のシノラー時代も、かわいくて面白くて好きだったのですが、
その時代について聞かれたインタビューで篠原さんはこうコメントされています。

「明るいキャラクターは、テレビに出演できて『うれしい!』という喜びを抑えられなかったからなんですよ。それは、ありのままのシノラーの姿。“みんなに元気を手渡ししたい!”って命がけで思っていたし、そのためにだったら、なんでも頑張れた」。出典http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000337-oric-ent

しかしその後、葛藤がやってきます。

「歌もやりたいし、女優さんもやりたい、でもタレントもやりたい、デザインもやりたい、いろんなことをやりたい」。世間が求めるのは“シノラー”としての自分。「20代の頃に、大好きなお洋服を着て皆さんの前に出る。だけどキャラクターが注目されてしまう。女優としてのオファーももらえるようになりましたが、そんな篠原を誰も見てくれないかなと思った」。出典http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000337-oric-ent


「ブレイクした自分のキャラ」から出るのはとても怖かったでしょうね。
それをどう乗り越えて今にいたるかというと・・・

あれもしたい、これもしたい。いつの間にか“ありのまま”の自分に縛られていた。「でも女優さんのお仕事とか、いままでと違う篠原を見せる仕事をいただいたときに、演じることで変身できる自分がいることに気づいたんです。それがすごく面白いなって思えた。それでスカートを履いて、髪を下ろして、いろんな篠原を届けてみたいと思った。ファンの方も『穏やかなともえちゃんも好きだよ』と手紙をくださって、すごく励みになった。いろんな篠原を出せたのはファンの方のお陰かな」と笑う。出典http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000337-oric-ent



ブームが去った後、昔から好きだった衣装デザインにめざめて服飾大学に進学。卒業後もデザインの勉強に励む中で、松任谷由実さんからオファーがあり、コンサートツアーの衣装デザイナーをつとめるように。きっと、そんな風に見えないところで勉強を続けてきたからこそ、大きなチャンスがやってきたんでしょうね。


「こういう自分」「キャラ」に縛られず、多面的な自分を持ち合わせる魅力


女優としての顔、デザイナーとしての顔、そして色んな趣味も深められ、星の本まで出しておられます。
宙ガール☆篠原ともえの「星の教科書」宙ガール☆篠原ともえの「星の教科書」 [単行本(ソフトカバー)]
篠原 ともえ
講談社
2014-12-12






たまに今の篠原さんが昔のシノラーっぽいコスプレをしているときもあって、すごくいいなあって思います^^こないだはふなっしーとハイテンションでぶつかってたし・・・(笑)
篠原さんの素敵なところは「昔の自分を否定して次の時代に行く」のでもなく「あっちを否定してこっちをとる」のではないところ。
昔の自分も今の自分も、これからの自分も、まるごと認め多面的に持ち合わせて楽しんでる。
だからこそすごくしなやかに、今のように才能を生かした活躍が出来ているんじゃないかなあ。

日常で、演技の幅が広い人になろう


007
篠原さんのように、本当は誰だって、人生のプロセスの中で変化するもの。
同じ人に見えても、一瞬一瞬現在進行形で変化しているんです。
好きなものも、ありたい自分も変化するし進化する。
キャラなんて、固定化したものではなく、生きている限り変わっていくものなのです。


今までと違う自分の要素が出てきたときに「え!?」ってとまどったり、
「変化に乗ってもいいのかなあ・・」と迷うこともある。
また、誰かが変化したときも、「え?前はこうだったのに・・・」と思うこともある。


けれど、それを受け止め変化を楽しんでいけばいい。
軸がなさすぎて支離滅裂すぎるのはどうかと思いますよ。
でも、その人の中の「軸」はしっかりとありつつ+変化していく部分も持ち合わせることで、魅力は増します。


篠原さんは「演じることで変身できる自分がいることに気づいたんです」と仰っていますが、その感覚で、どの自分も演じていく感じ。
日常で生きていても、「自分ってこういうキャラ」に執着せず、変化しながら魅力のふくらみをもてる「演技の幅が広い人」として生きていけたらいいなって思います。

関連記事)


■この記事はいかがでしたでしょうか?
ヒビノケイコ4コマ新聞のFacebookページやツイッターでは、ブログ記事で書いていない情報も発信中!
はじめての方で「いいね!」と思っていただけましたら、一押しお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加




■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。

山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]








■私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト。