ここで起こってくるのが、しばらく置いてあった自分に向き合うこと。
今までの数年間の豊富な経験を踏まえて統合し・・・・
今までを切り捨てるんじゃなくて、現在進行形で変化してるだけ。
今日は夫婦のことを語っていきますが、大前提として、夫婦って本当に多様。「これが正しい論」ではなくて「こういう見方もあるんだな」くらいで軽~く読んでいただければ幸いです.。゚+.(・∀・)゚+.゚
さて、40代の友人数名から共通してよく聞く話があります。
それは「40代になってから周りが離婚することが多くなったんだよね」ってこと。
子供も手を離れ、今まで一生懸命子育てや家事・仕事ばかりやってきた夫婦も一段落。子供や外側にばかり向いていたエネルギーが、少しずつ自分に使えるようになる。自分に向き合ったとき、「は!なんか、私、数年自分自身を見失ってたな。自分ってどんなんだっけ?」と思うこともあるそう。
友人は「だから、こういう時期に自分にいかにもう一度向き合えるか?夫と更新された関係性をもてるか?お互いに変化を受け入れあえるかっていうのが大事になってくるんだよね~。難しいけど・・・」と話していました。
結婚10年目のケンカ
この間「変わる」はネガティブなとらえ方をされがちだけど、誰だってほんとうは、瞬間瞬間変化している」という記事を書いたけれど、これ、夫婦関係も同じだと思います。
最近、うちの夫婦(30代)は結婚10年目を迎えました。
今までの10年で「京都で自給自足気味な生活→妊娠出産→高知への移住→新しい暮らし、起業、子育て→夫が移住支援の仕事を始める→私が執筆に専念(それに伴ってカフェ閉店、通販続ける)→今」という、常に変化のある暮らしを送っています。
夫婦で大切にしているのは「お互いに今、一番大事だと思うことをすること」
こうして10年を振り返ると怒涛だし、うまくいったことも失敗も沢山してきたけれど、内面的には常に更新された「今」が「一番幸せ」だなあと味わってます。
10年目に入って変わったのは、ケンカの仕方。
以前だったら、いちいち一つ一つのことに結論を出そうとしていたように感じます。
「どっちが正しくてどっちが正しくないか」
意識してなかったけど、どこかで「正しい方にあわせないといけない」と思っていたのかも。
けれど、最近気がついたのは「結局ケンカの時、結論なんてあるようでない時の方が多い」ってこと。どんなときケンカが起こるか?考えてみると「お互いに疲れていたり、オーバーワークだったり、余裕がないとき」または、「お互いの変化についていけない、自分が思ったものと違うとき」。
以前私は「こんなにガマンしてあなたに合わせてるのに、なんであなたはそんなに自由なわけ?」と腹が立っていたんです。最近はお互いがすること(夫は移住支援、私は執筆)を認めるようになったことで「私も自由にしてるし、たいがい変。それを受け入れてくれている夫はすごい。自分も受け入れたい」と思う気持ちが出てきました。
心の底から思うのは「常に変わっていく私を、こんなに寛容に受け止めてくれる人はなかなかいない」ってこと。相手もそう思っているみたいで、論議が合わないことがあっても「置いておける」ようになってきました。だから結構派手なケンカはしても、お互い「ごめんね」で切り替えて、気持ちよく過ごす方にエネルギーを向けることが多くなったように思います。
(もちろん、話し合って決めないといけないことや大事な論議は、別で冷静な場をもちますが)
自分の変化もあるように、相手も変化していることを尊重できるか
そこでやっぱり思うのは「夫も妻も、それぞれは別の人格」だってこと。
でも、毎日一緒に暮らしているといつのまにか同一化して、わからなくなることがあるんですよね。ほんとうは「毎日、違う人と付き合ってるようなもん」と思って触れ合ったほうがいいんだろうなあ。そう思えると、同じ人ともマンネリ化しないで付き合えて面白いのかもしれないです。
自分の変化もあるように、相手も変化している。
これはあくまでも私の感覚なのですが「自分の言う通りにしてくれる相手だから好き」はきつい。
自分の思い通りになっても、ならなくても、合わせてくれなくても「その人そのもの」を好きでいれるかどうか。少々ケンカしても何でもいい、その時々のお互いの変化を一緒に楽しめるような夫婦になりたい、というのが希望です。
ときどき「歳をとって私が先に死んだら、その先どうする?」と聞くと、夫は「そうやなあ、それなりに楽しく、一人になった時間を楽しむんちゃうかなあ」ってニコニコしながら答えます。
これを聞いて私は「残酷」とも全く思わず、ホッとするんです。そういう人でよかったなあって。そしてきっと、夫は夫でひとりになっても実際に楽しんでいける人だろうなって、ありありと想像できる。
一人も楽しいけど二人も楽しい。そういう二人でありたいなあと感じる今日この頃です。
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