地域音楽フェス後、自作ラップを口ずさむ息子氏。
2014年夏、私が住む高知県嶺北地域で地元有志による音楽イベント「カジロックフェスティバル」が開かれました。もともと親交のあったミュージシャンの方たちにも来て頂くことに。
イベント後、うちで過ごしたり川遊びをしたり、尾道に行ったり。
家族ぐるみで一緒に過ごしました。その後の息子のお話です。
こんな感じで、息子はよく「風がひやりとほっぺたをなでて~♪」「落ち葉と落ち葉がこすれる音が♪」「星が落っこちそうだよいっぱい♪」などと、作詞作曲して歌っています(笑)
もとはと言えば、田舎で子育てしたくて高知の山奥へ移住したんです。
「子供の教育」というと一般的には勉強や技術、思考を高めることを指す場合が多いのではないでしょうか。もちろんそれはそれで、現代を生き抜くためには必要なことかもしれません。
これは私のエッセイ漫画にも描いたんですが、↓
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
一方で私たち夫婦はというと、9年前京都で暮らしていて子供を妊娠した時、
「まず生まれて何年かは人間のベースとなる土台をしっかりと育みたい」と感じたんです。
健康や無意識界の豊かさ、土の上で生きるための野生的な力、人としての素直さや優しさを育みたい。その上で、社会に出て必要な部分をつけていけばいいんじゃないかと。
そこで、田舎で子育てをしようと、夫の実家がある高知県の山奥へ移住を決めました。
今、息子は4世代家族のなかで育った、いたってフツーな小学生に。
ふだんはゲームで遊ぶことも多いです。
一方で、こうやって田んぼで遊んだり、作業を手伝ったり、
かけっこしたり、
森で野いちごをつんだり、鳥の巣を発見したり。
川の前で水の音を聞きながら、朝ごはんを食べたり。
つばきの花がぽとっと落ちる瞬間を見つめたり。
夜は暗すぎて、星しか見えない山奥で流れ星を数えたり・・・・
日常の中でそんな瞬間をたくさんたくさん繰り返しています。
山に鬼がいてもおかしくないような空間、民話や童話の世界と混ざっているかのような空間がここにはあります。
■目に見えないところの豊かさを育んでいくことで、
「何もないように見える場所でも豊かさを感じる視点を持てる」
「新しい価値を創造できる心の土台が育つ」予感。
漫画中でもあるように、「無意識」に何がつまっているか?は意外と大事。
子供は感じていること全てを言語化できないですよね。
だけど、体の中にはきらきらしたもの、その子がいつも吸収しているものがたくさんあるはず。
ラップの歌詞にはその子がいつも過ごしている時間、暮らし、そして感じていることがそのまま出てくる。今回、うちの息子は無意識の成分に、自然をたくさん含んでいるということが分かりました。
子育てって何が正解かは分からないし、人によって違います。だけど今この段階において、
「ああ、私たちがしたかった子育ては、自然と出来ていっているんだなあ」と実感できたことは嬉しかったです。
ところで、ロマンクルーのエムラスタさんはこんな方。
このお話に出てくる「ロマンクルー」というユニットはこちら。エムラスタさん(左)はボーカル。基本的に日本語ラップグループ。サウンドがかっこよくて力強く、どんな痛い目にあっても笑って立ち上がるような逆境に負けない歌が大好きです。(あまりに好きなので、今度特集記事を書こうと思います)
ロマンクルーで一番好きなCDはこちら。
カジロックでのロマンクルーのステージ。彼らが出てくると雨がやんで飛行機雲が上昇していきました。
とにかくMCがめちゃくちゃうまい!CDはいつも車で聞いていますが、ライブはさらに2倍くらい楽しい!歌がどーんと胸に響いてきます。
盛り上がり、みんなで踊り、最高に楽しいライブ。
ということで、今回は田舎での子育てで育まれる世界観について紹介させて頂きました。
子育てで何を大切にするかは一人一人違うし、しんどいことも沢山ある。
そんな中で、子供にとっても大人にとっても「幸せだな」って思える子育てができてゆくことを願います。
それでは、今日も素敵な一日を*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
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